演歌歌手の移植手術成功は喜ばしいと思うのだけど(o¬ω¬o)??

5年前の話になるけれど、ある演歌歌手が所属する芸能事務所社長である実の弟さんからの提供で、生体腎移植を受け、歌手活動に復帰した。
オレはこの時、単純に、

おめでとう!良かったねぇ!!(。◕ ∀ ◕。)∠※PAN!。.*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*٩(๑>◡<๑)۶

としか思わなかった。誰だって人工透析は嫌なもの、苦しい物なんだから。それから「解放される」という一点においては、どんな元透析患者さんだって、祝福されるべきことだ。

健康な人の体にメスを入れ、他人様に臓器を移植する、その倫理面での問題についてはこれまた別問題なのだけれど。

ところが、素直には祝福する気持ちになかった人がいるらしい。彼はあるブログのブログ主さんで、なんと、人工透析患者である。演歌歌手が手術後に「人間やってるのがヤダと思った」と涙ながらに語ったことを批判している。
彼が言いたいコトは要約するとつまりこういうコトらしい。

透析医療が進歩して透析を受けながらでも長生きできるようになったんだし、さまざまな福祉政策にも恵まれてるんだからそんなコト言わないで感謝しなさいよ。

このブログ主さんは、

あらゆる病の中で慢性腎不全がもっとも《幸運》な病気だ

とまで言っている。

オレは何度もこのこのブログに愚痴愚痴と書いたコトがあるけれど、生きることを諦めたこともあるし、3年前と2年前には高カリウム血症から心肺停止状態に陥ったコトもある。不幸自慢する気はないけれど、慢性腎不全が最も幸運な病気だなどとそこまで言われたら、やはり反発したくなる。

彼は地方新聞の記者を勤めていたらしい。激務であったにもかかわらず、定年退職する間際まで働き続けられたのだとのコト。彼は、人工透析患者の大半は、透析治療がウマくいっていなかったり、会社側から一方的に解雇されたり、貧血その他で来る日も来る日も(((◎ω◎;)))フラフラで思うように働けていないという事実をどう思っているのだろう。

以前の記事に書いた通り、透析治療を導入したことでうつ状態に陥る人もある。

「腎不全は最も幸運な病気」は、どう考えても言いすぎだ。彼はさらに、 「その演歌歌手が人工透析を受けている患者やその予備軍を無用に傷つけた」 と批判するのだけれど、オレは彼こそ自分が別の意味で透析患者を脅迫しているコトを自覚すべきだと思う。

透析治療がウマくいっているかいないかで話は違ってくるじゃん。
透析がウマくいっていて、仕事も頑張れているのなら何の不満も無いよそりゃ。

透析医療や障害者福祉への充実に感謝しろと、彼は言うのだが、確かにそう思う。我々か感謝しなければいけないと思う。自分たち透析患者は著しい透析医療の進化や、誰でも透析医療を無料で受けられるというサービスを、例外なく受けている。障害者福祉の充実ぶりも、世界のトップレベルだ。

そういえば、30年ほど前は透析患者はみな、顔の色が土色というか、ドス黒かった。今はそんなことは無くなったよね(❍ʻ◡ʻ❍)

でも、よく考えてみるといい。

「人間辞めたいと思った」「人生を諦めようと思った」という素直な感情の吐露と、医療、福祉サービスへの感謝は、矛盾する物だろうか(*´-ω・)ン??

みんな「苦しい」「嫌だ」と思いながらも、医療や福祉には感謝しているものではないのか?

「他の病気に比べれば人工透析患者はマシ」
なんていう考え方は、オレはできない。彼が勝手にそう思っているだけならそれは構わないが、他の透析患者にそれを言うのは、果てしなく失礼だと思う。
それは乙武洋匡氏が自分の障害の惨めさを隠すために、
「障害者と健常者の間にあるのは、ただの違いだけ。それは個性だ。障害は苦しいものではない」
と言うのと同じで、ただの誤魔化しなのだ。透析は苦しい物以外の何物でもない。

苦しいものなのだと分かったうえで受け入れられるようになりたいし、自分の運命を諦められるようになりたい。

オレは、演歌歌手さんのように腎移植を受けられた元透析患者さんに対しては、素直に、

(^○^)お!(^□^)め!(^◇^)で!(^▽^)と!(^・^)う!

と言える透析患者でありたい。




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