集団的自衛権の議論で疑問に思うコト

国会での質疑の様子をテレビのニュースで見た。民主党江崎孝議員が質問していたのだが、すごく不思議な気がした。
「皆さんの子や孫が命を落とすかもしれないんですよ。それが(自民党案の)現状なんですよ」...というようなコトを言っていただろうか。

すごく違和感を覚える。
江崎氏の態度は誠実ではないと思う。
これは江崎氏に限ったコトではない。反対している人たちに共通した間違った発想であるように思える。

誰かが命を落とすことを覚悟しないで、どうして日本の平和が守れるだろう。
そんな国が一体どこにあるというのだろう。
例えば、中国共産党の人民解放軍の兵士はもし日本を攻撃するようなことになれば、自分の命を落とすかもしれないという覚悟を持って、侵攻してくる。「いざとなれば自衛隊員がその命を懸けて反撃するんだぞ」という強いメッセージを発し続けてこそ、自衛隊や日米安保条約は中国に対する抑止力となり得るのだ。

自衛隊員の命だって尊いし、命を落としてはいけない、無事に帰ってきてほしいと思う。だが、軍人が命を落とす「覚悟」すらしないのであれば、日本の国民の生命の安全はどうやって守るというのか。

話し合いか?外交的努力か?

話し合いや外交的努力で解決するというなら、そもそも自衛隊は必要ない。日米安保も要らない。旧社会党が主張していた通り、「非武装中立」を主張すべきなのだ。日本国憲法も、一切の軍事力、抑止力を持つコトを禁じているのだから。

40年以上前から日本の左翼が主張してきた「話し合い」や「外交的努力」ですべては解決できるという迷信は、中国の脅威の前で崩れ去った。右翼は中国の脅威に対して軍事力を増強して抑止力を高める」というとりあえずの"処方箋"を示しているのに対し、左翼はその40年前のレトリックを振り回している。

自分の言っていることに説得力がないからといって、「皆さんの子や孫が...」などという情緒的な言葉で議論する江崎議員の姿勢は、極めて不誠実だ。

6月14日のテレビ東京「田勢康弘の週刊ニュース新書」に出演した、同じく民主党の松原仁氏国対委員長は、安倍総理について「国会審議が雑で不誠実」「自己陶酔型の総理大臣」と評したのだが、女子アナちゃんが(台本通りなのだろうけれど)「世間からは民主党はじめ野党がだらしないという声も上がっていますが」という質問が飛ぶと「何をもってだらしないといわれるのかわかりませんが...安倍総理は自己陶酔型で」と、自分への質問ははぐらかした上で、再び安倍総理を『自己陶酔型』だとしてレッテル貼りしてみせた。

どちらの態度が不誠実だろう。
松原氏や江崎氏の方こそが不誠実だと思うが。

また、同番組MCの田勢康弘氏は「民主党は自分たちをダメだと思いすぎてる。」「『民主党英検は史上最低だった』と言う人が多いがそういうふうに言いふらすコトで、それを既成事実化したいのだろう」「今までのどの政権だって悪い所はいっぱいありましたよ」とエールを送ると、というか意味の分からないフォローをすると、松原氏は「ありがとうございます、大変重要なご指摘です」と恐縮していた。政治家が、政治家ではない人に同情されたらお終いでしょ。

「誠実ではない」といえば、マスコミだ。田勢氏は結いの党江田代表や松原氏を絶賛応援中で、「僕はゴルフもやったコトないし酒も飲めないから国会議員には向かない」と言う橋下徹大阪市長に対しても国政参加をしつこく促していた。田勢氏はおそらく維新の会が石原新島と分裂する前は橋下市長を応援したりはしてなかったと思う。無節操すぎないか。

応援するのは構わないのだが、政治評論家であれば結いの党江田代表に対して、みんなの党の議員として得た議席をなぜ返上しないのか、キチンと質すべきではないのか。批判的精神を忘れてどうして評論家が務まるのだろう。

「非自民であればどこの政党でもいい」とでも言わんばかりの姿勢は、国民視聴者に対してあまりに不誠実すぎる。




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No title

違和感?
その質問に「その覚悟がある」と言えない総理の方が違和感だらけですよ?
どんなに言葉を並べてみても、5月15日の会見でなぜ高田警視や中田さんは命を落とさなければならなかったか一言も語らなかった総理に、何の覚悟があると?何の責任感があると?
高田警視は日本国としてカンボジアPKOに派遣された隊員の一人。所属が警察と言うだけで、自衛官では無かったというだけで、会見には関わりが無い「犠牲者」だとでも?
彼は、戦後日本が正式に「海外派兵」した部隊の一員であり、正規の「戦死第一号」に他ならないのに。
その事についての説明が出来ないというのであれば、ウソかホントか、彼が政権に居た当時のイラク派遣隊員の事故隠ぺいが今後とも続くと見なければいけないですねぇ~
海外派遣での事故や戦闘は当たり前、国内同様にけが人は出るし、戦闘なら死者も出る。
さて、誰がその事をハッキリ語ってるの?
石破氏一人に語らせて、後は皆でそれを黙認と言う形で無視、自分たちは同種の発言をしない状態を維持って、これのどこがマトモ?
これで海外で犠牲が出たらなんて言うの?「犠牲?当たり前です」
とでもいうの?

ぬくぬくさん、こんにちは。

コメントありがとうございます。
結論から言いますが、結果的に犠牲者を出したとしても、日本の国民の生命を守らなければなりません。総理大臣であれば、最後の目標は、警官や自衛官の命ではなく、女性や子供、年寄りなどの一般国民の生命の安全を守るコトを考えなければならないのです。
私は故高田警視の命を軽視するつもりはありません。日本とカンボジアの国と国民のために命を捧げていただいた事にただただ感謝するだけです。
よく考えてください。
警官であれば、国内にいたって殉職するコトはあるのです。当然とは言いません。しかし、そういうふうに命を投げ出す人がいるからこそ、日本社会の秩序や日本国民の生命の安全は守られるのです。
私はこの記事を、中国の脅威に対抗するには集団的自衛権の行使を容認して日米同盟を強化し、抑止力を高めるべきだという前提で、民主党江崎議員や評論家の田勢氏の不真面目な態度について書いたものであって、安倍総理がマトモかどうかについて書いた物ではありません。 安倍総理がマトモではないんだから、民主党江崎氏や評論家の田勢氏がマトモでなくてもいいというあなたの話は筋が通りません。
集団的自衛権行使容認について、もし私の考えに異論がおありでしたら、中国の脅威への対応策についてどうぞ代案を示したうえで、江崎議員を擁護し、安倍総理を批判してください。
また、私は安倍総理を絶対的に支持するものではなく、安倍総理の代理人でもなく、一般論として総理大臣は自衛隊員より一般の国民の命を優先するだろうし、そうすべきだと考えています。
以上は私個人の意見であって、安倍総理がこのような「自衛隊員の命」というセンシティブな事について、簡単に発言できるわけがありません。内閣総理大臣としては、「自分が責任を持つ」「集団的自衛権の行使を容認して、抑止力を高めれば自衛隊員が命を落とすリスクは低下する」というコトしか言えないハズです。石破幹事長もこの「抑止力を高めれば自衛隊員が命を落とすリスクは低下する」というレトリックを使って、慎重に発言しています。
それからもうひとつ、故中田厚仁氏について口出しする事は不遜です。それではまるであなたが、故中田厚仁氏の死を安部総理批判のための道具に使っているように聞こえますよ。 故田中氏は国の命を受けて海外に赴いたわけではありません。国はそこまでの責任は負えないのです。
このような議論で故田中厚仁氏に言及するのは、氏の崇高な理念を踏みにじるものでしょう。
以上です。またお気軽にコメントください。
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