⑥人工透析を導入した経緯番外編その2:消してしまいたい過去

こんな記事書くと他人様から軽蔑されるかもしれないが、
でもホントのコトだから仕方ないやね。

先日の記事
⑤人工透析を導入した経緯番外編:お世話になった女の子への淡い思い*:・(*´エ`*)ウットリ・:*:
で書いた通り、入院生活は友達や優しい看護婦さんに囲まれて、
とても楽しいものであったし、
今から思い出しても、とても良い思い出だ。
病気したからと言って、決して暗い記憶ではない。

どうしても忘れられない、ただ一点を除いて...

オレが入院した病院は小児科の病院なので、
本当は高校生は受け付けないらしいのだが、
最初に入った急性期病棟では
同じ部屋にたまたま、オレを含め
高校二年生の同級生の男の子5人が集まった。
特別扱いが5人いたというコトだろうか。
ヤンキーっぽいFから、
ちょっと大人しそうなU君まですぐに意気投合し、
いろんな話で盛り上がって、
ヒマを持て余すこともないくらいだった。

そして...
5人の内3人が早々に退院していった。
さらにオレも、入院から二か月半経って退院。
ちょっと大人しいU君だけが急性期病棟に残った。
オレは定期的に外来に行かねばならなかったので、
その度にU君を見舞った。

正直に言う。
お世話になった、美人さんで優しい看護婦さん達に会いたいという、
いやらしい気持ちもあった。

彼はいつの間にか急性期病棟内の個室に移っていた。
そしていつの間にか鼻に管を入れているようになった。
さらにいつの間にか気がついたら...
U君は上手くしゃべれなくなっていた。
声に張りがない。
声に力強さがない。

自分は、それがどんだけ重大なコトなのかさっぱりわからなかった。

ある時オレは彼に
「担任の先生に『あと1回「LHR(ロング・ホーム・ルーム)を休んだら、
留年になるからそのつもりでね』って言われちゃったんだよねぇ~」
と話した。
生きることにだけに懸命な彼にそう言ってしまった。
オレははっきり覚えている。
その時、一緒に病室にいたU君のお母さんが
「若いうちの1年や2年、どうってことないのよ」
と言って目に涙を浮かべていたコトを。
その涙が何を意味するのか、
その時はちっとも分からなかった。

しばらくして再びU君を見舞うために病棟に行くと、
何やら看護婦さんが慌てた顔...
気まずそうな顔...
わざわざ婦長さんが出てきて、オレのところにやってきた。
オレは良くないことが起きたコトを察した。
そして、

「ぬこ之助君、U君は亡くなったのよ」

オレがその瞬間に反射的に感じたのは、
U君の死についてのショックと、
自分の罪、すなわち生きるか死ぬかの友達を、
バカ面下げて見舞っていたことだ。
そして、だからこそとっさに、
個人情報についてさほど厳密ではなかったあの時代、
婦長さんにU君の住所を尋ねた。

U君のお母さんに謝りたかった。
U君のお母さんを泣かせてしまったことを、
謝罪したかった。

彼の病気は白血病だった。
U君のお母さんとの手紙のやりとりで知らされた。
オレはU君のお母さんと文通を始めたのだ。
文通は何年続いただろう。
その中で、U君のお姉さんが
人工透析のクリニックの看護婦さんになったことを知らされた。
U君のお母さんが、
中島みゆきの『fight!』が好きだ知らされ、
どんな曲なのかFMラジオでチェックしたこともある。
U君の思い出話も、
お母さんの悲しいお気持ちもたくさん聞かせてもらった。

社会人になるある時期まで文通は続いたが、
結局自分は謝ることができず、文通は終わった。

今この記事書いてて思ったのだが、
そういう文通をするコト自体、
U君のお母さんを傷つけていたのだろうか。
だとしたら、オレって最悪な人間かも...






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