Pink Floyd 「Arnold Layne」

Pink Floyd 「Arnold Layne」

アーノルド・レインには、ヘンな趣味があった。
洋服を集めること。 月の照らす夜、物干しから。
彼にピッタリ!
壁には高くて大きな鏡、自分の姿が歪んで見える。
シースルー、ベイビーブルー。 
彼のお気に入り!
ああアーノルド・レイン、昔とは違うんだ。
独りぼっちじゃ分からないんだ。
独りぼっちじゃ、独りぼっちじゃ・・・分かってくれよ!
アーノルド・レイン、アーノルド・レイン・・・

やな奴に出くわして、牢屋に入れられたんだ。扉が閉められ、囚人達と一緒にすごす。
大嫌いなんだ。
ああアーノルド・レイン、もう昔とは違うんだ。
独りぼっちじゃ分からないんだ。
独りぼっちじゃ、独りぼっちじゃ・・・分かってくれよ!
アーノルド・レイン、アーノルド・レイン、アーノルド・レイン・・・。

もうあんなことするなよ!

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Pink Floyd は、このシングルで1967年にデビュー。
フロイドは後に、実験的哲学的な音楽にのめり込んでいくけれど、
デビュー当初はこういう、その頃の流行りのサイケデリックでポップな音楽を志向していた。
この曲もそんな感じなんだけれど、歌詞が歌詞なもんだから一部ラジオ等で放送禁止の憂き目にあう。
上に挙げた訳詩はネットで検索したものなんだけど、
オレが最初にこの曲に出会った頃は、この"clothes"は下着の意だと聞いた記憶がある。
つまり、この曲はアーノルドレーンがヘンな趣味を止められず、独房に入れられたのだけれど、
それについて彼の知り合いが
「もう止めろよ?」
と咎めているような形になっている。

この曲を書いたシド・バレットは、デビューアルバム「The Piper At The Gates Of Dawn」
を発表したその後に精神的な不調に陥ってグループを離れる。
その原因はドラッグの乱用だとも統合失調症だとも言われていてよくわからない。
シド・バレットは、自らをこのアーノルド・レーンに投影していたのかも。

フロイドはその後、70年のアルバム「Atom Heart Mother」、73年の「The Dark Side of the Moon」
79年の「The Wall」と、次々に大ヒットを飛ばす。
そしてその次の75年のアルバム「Wish You Were Here」。
ここで言う"You"とは、シドバレットのコトを指していると言われている。
シドが一緒にいてくれたのなら、
自分たちはここまで苦労しなくても済んだかもしれない、という気持ち。
また、このアルバムには「Shine On You Crazy Diamond」という大曲が収録されているが、
この"Crazy Diamond(狂ったダイアモンド)"もシドのコトを指していると言われている。

シド・バレットは68年から72年までソロとして活動。
その後、活動を休止。
多分活動できるような状態ではなかったのだろう。
その後は母親と二人きりで暮らしていたという。
そして、2006年に糖尿病がもとで60歳の若さで亡くなる。
その2006年、シド・バレット脱退後にフロイドに加入したデヴィッド・ギルモアと
あのデヴィッド・ボウイのライブバージョンの「アーノルド・レーン」が
追悼シングルとして発表されている。
こにには79年にシドと同じようにフロイドを脱退、のちに復帰したのだが
2008年にがんのために亡くなったキーボーディストのリチャード・ライトも参加している。


Arnold Layne - David Bowie - David Gilmour by Syd Barrett - HD

フロイドがデビューした67年はアメリカで生まれたサイケデリックムーブメントの只中。
Beatlesの「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」などの
素晴らしい作品が数多く発表された。
先述のフロイドのデビューアルバム「The Piper At The Gates Of Dawn」も名盤と言われている。
その裏で、名だたるロックシンガーがドラッグ絡みと噂される死を迎えている。
ジミヘンことジミ・ヘンドリクス、ジャニス・ジョプリン、
ローリングストーンズのブライアン・ジョーンズ、ドアーズのジム・モリスン...
ドラッグに溺れて?死亡するアーティストを多く生んだサイケデリックムーブメントは、
そういう意味では時代のあだ花と言えるのかも。
ロックミュージックの深化、発展に大きく寄与したのは明らかなのだが、なんだか切なくもなる。

シド、そしてリチャード・ライトの二人は今、天国でどんなお話をしているのだろう...






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